マプチェ族の文化バナー

マプチェ族

マプチェ族は、南米チリおよびアルゼンチン南部に住む先住民族です。
「マプチェ」はマプドゥングン語で「大地の人々」を意味します。
古くからアンデス山脈の西側に暮らし、独自の社会構造や文化、伝統を維持しています。歴史的にはスペイン植民地勢力やチリ・アルゼンチン政府の同化政策と闘い続けてきた誇り高い民族です。

マプチェ族の旗(シンボル)

マプチェ族のシンボル

Wüñellfe(ウニェルフェ)

・太陽・星・宇宙を表すマプチェのシンボル(よく旗や織物に使われます)。
Kultrún(クルトゥン):儀式で使われる聖なる太鼓。円形の太鼓に4分割の十字が描かれ、宇宙観を象徴します。
・シンボルは「ウニェルフェ」や「クルトゥン」

言語

名称:マプドゥングン(Mapudungun)
語族:孤立言語(現時点で系統が特定されていません)
話者数:チリ・アルゼンチンで合わせて約20万人(推定)、年々減少傾向
文法:膠着語(助詞や接尾語が豊富)、語順は主語-目的語-動詞(SOV)

文字

文字・表記体系

伝統的に口承言語でしたが、近年はアルファベット表記(主にスペイン語式ラテン文字)が普及。
独自文字は存在しませんが、近年はUnicode対応のアルファベットが推奨されています。

▶参考画像:マプドゥングン表記例
omniglot.com

マプドゥングンの表記例

マプドゥングン語の挨拶・定番表現

日本語 マプドゥングン語 発音の目安
こんにちは Mari mari マリ マリ
おはよう Mari mari マリ マリ
ありがとう Küme tüfa クメ トゥファ
よろしくお願いします Kisu mapu キス マプ
おやすみ Küme akuy クメ アクイ
美味しい Küme クメ
楽しい Ayüwn アユウン

※マプドゥングン語は「こんにちは」「おはよう」など日常挨拶がMari mariで共通して使われることが多いです。「küme」は「良い」「美しい」など幅広い意味があります。

地域

大陸:アメリカ南部
地域:南米チリ・アルゼンチン

現地ガイド

マプチェ族の通貨はチリ・ペソ(CLP)

マプチェ族(チリ・テムコ周辺)への主要都市からのアクセス例

出発都市 経由/直行 到着空港 所要時間(目安) 参考運賃(片道/往復, エコノミー)
東京 東京→アメリカ経由→サンティアゴ→テムコ テムコ空港(ZCO) 約28~32時間 ¥250,000~350,000
ロサンゼルス LA→サンティアゴ→テムコ テムコ空港(ZCO) 約16~20時間 US$1,100~1,600
ニューヨーク NY→サンティアゴ→テムコ テムコ空港(ZCO) 約16~21時間 US$1,200~1,800
ロンドン ロンドン→欧州経由→サンティアゴ→テムコ テムコ空港(ZCO) 約18~23時間 £900~1,300
シドニー シドニー→サンティアゴ→テムコ テムコ空港(ZCO) 約15~18時間 A$1,700~2,200
香港 香港→アメリカ/欧州経由→サンティアゴ→テムコ テムコ空港(ZCO) 約28~34時間 HK$10,000~16,000
上海 上海→アメリカ/欧州経由→サンティアゴ→テムコ テムコ空港(ZCO) 約27~34時間 元9,000~15,000
シンガポール シンガポール→アメリカ/欧州経由→サンティアゴ→テムコ テムコ空港(ZCO) 約29~35時間 S$2,000~2,800

マプチェ族の主な居住地は南米チリの中南部(特にテムコ周辺など)です。
都市名は「テムコ(Temuco)」を目的地にしています。
※料金・所要時間は目安です。シーズン・経路により大きく変動します。

言語の起源

マプドゥングン語は孤立言語で、他の南米言語とは系統関係がはっきりしていません。
・古代からアンデス山脈の西側で話され、インカ帝国やスペイン植民地時代も独自性を維持しました。
・近年はスペイン語化の圧力で話者が減っていますが、マプチェ文化復興運動により再評価が進んでいます。

伝統的な遊び

子ども向け

Palín(パリン)

木の棒とボールを使った、ホッケーに似た伝統球技。チームでフィールド上を争うスポーツで、子どもから大人まで幅広く楽しまれます。

成人向け

Ngillatun(ニラトゥン)

遊びというより宗教儀式ですが、祭りの中で様々なゲームや競技(競走・力比べなど)が行われます。

Ayekauntun

競技ダンスや歌(Ayekauntun)も祭りで楽しまれます。

紹介動画

Palin or Palitun (Mapuches, Chile)
Palin or Palitun (Mapuches, Chile)